如月裕

詩集「夕景メテアロンド」

『眠りにつけないregretta』

あなたとずっといっしょにいられたら
それはどれだけ幸せだったのでしょう
心のどこかでこうなることに気づいてた
それがいけなかったの?

窓の外の季節は流れて
世界は簡単に私を置いてく
あんなに近くにいた二人
どこで道を違えたの

二人で過ごした時間とはウラハラに
唇からこぼれ落ちたのは
今まで思うはずもなかった
味気ない「サヨナラ」

あなたとずっといっしょにいられたら
それはどれだけ幸せだったのでしょう
心のどこかでこうなることに気づいてた
それがいけなかったの?

どれだけ問っても 二度と答えは出ないけれど

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