「ワイバーン」
真っ白な雪原に道を創り続ける
一角獣の骨の後を追っていたんだ
追い抜けないのなら
歌いながらついて行こう
またひとつ何処かの未来が終って
今日も雪原が広がる
白いラインを描いて
天高く ワイバーンは肥えていた
黒く口を開くクレバスを眺めた
誰かが架けてくれたモミの木の橋を渡ればいいのさ
傷痕は埋めなくていいよ
いつかはそこにも 橋が架かるから
あかぬけるような空の下
今日も雪原が広がる
一角獣の骨を追っていこう
白いラインを描いて
天高く ワイバーンは肥えていた
どこまでも
どこまでも